僕をトレードの世界に誘ってくれた伝説のトレーダー。ラリーウィリアムズ。
みなさん、ラリーウィリアムズという人物を知っていますか?
「誰やねん」って思う人が大概だと思うんですが実はえげつない人です。
投資に興味のある方なら、バフェットおじさんだったり、ジョージソロス、あとはジェシーリバモア、ピーターリンチなんて方は少しでもかじったことがある方なら知っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、上の4人も尋常じゃなくすごいんですけど。今回は自分が一番大好きなラリーウィリムズ。について少し話そうかなあと思います。
どんな人かってのはぐぐったら大体のことはでてくるんですけど。ぶっちゃけ投資スタイルなんか説明してもほとんどいきなり読んで理解してくれって言っても無理があると思うし(僕は10回くらい読んでやっと言いたいことがわかりました(笑))読んでもつまらないと思うので、今日も独断と偏見で勝手に僕なりに思うラリーおじさんはこんな人って話をします。
ラリーウィリアムズという男
だいたい、ググったら”投資家”もしくは、”投機家”と出てきます。ただ、僕は”投資家”ではなく”投機家”だなと思ってます。
あとは、ロビンスカップってトレードの大会があるんですけど。正式名称は「World Cup Traiding Championships」その大会で歴代で史上最高の結果をだしたのがラリーおじさんです。1万ドル(約100万円)を12ヶ月で110万ドル(1億1千万)にしたんですね。11000%、110倍にリターンさせたんですね。(わしもいつか出たいです。)
ちなみにこの記録は未だに抜かれていません。当時が1987年だったので、もう30年以上記録を抜かされていないんですね。
凄すぎて、不正はしてないのか口座をチェックされたくらいなんですね。
ここから、伝説の短期トレーダーと言われ始めます。
その後は執筆活動やセミナーを開くなどトレード以外の活動もよくしてくれてるおじさんです。
僕は、誰かのセミナーなんてのに行く気は一ミリもないんですが、唯一いける機会があればいってみたいなあと思ってる人です。
まあ、ここまでは定型文みたいなもんなんで。次は僕なりに話していきます。
ラリーおじさんは”投資家”ではなく”投機家”?
ぐぐったらですよ。”投資家”また”投機家”って出てきます。
「いや、どっちよ」ってなります。
そもそも投資家と投機家のなにが違うんだってまずなると思うんですけど。今回はそこまで重要じゃないで簡単に説明します。
投資家=投資する対象の本質的価値に注目する人たちです。そして、基本長期保有です。
投機家=価格変動に注目して変動する方向を予測する人たちです。そして、短期売買を繰り返します。
英語でも、投資は"investment"。投機は”speculation"って感じで意味が違います。本質的にやってることが違うんですね。
で、じゃあ何故ラリーウィリアムズは”投機家”なのか。彼自身も自分のことを”コンディショナルトレーダー”と自負しています。投資家なら自分のことトレーダーじゃなく投資家だっていうと思うんですよね。その時点でそもそもトレーダーって言ってるんだから投機家だろって思います。(笑)
あとは、彼の投資スタイルから見ても彼は投機家だなあってのが見て取れます。
まあ、簡単な説明も交えながら比較するのが一番わかりやすいと思うので比較してみます。
わかりやく、投資家として大好きなバフェットおじさんと比較してみます。
正直バフェットおじさんの投資スタイルなんてそれだけで2、3記事できます(笑)
なので、今回もなまら端折ります(笑)
バフェットさんの投資スタイルには4つの基準があります。
・「事業内容を理解できる」
・「長期的に業績が良いことが予想される」
・「経営者に能力がある」
・「魅力的な価格である」
この4点なんですけど、特に注目して欲しいのは今回では上二つです。バフェットさんは株を保有する際に自分が理解できる分野の企業でなきゃ保有しません。要は企業の本質的価値を調べるにしても自分の苦手な分野なら、その企業の価値が本当に正しいのかどうかわからないですもんね。次に本質的に良いと思ったら、まあ株を保有するんですけど。バフェットさんは”未来永劫”保有する気でいつも株を持ちます。なんでかってのは税金が嫌いだからなんですけど。
上記から言えることはバフェットさんは企業の価値を正しく理解し、超長期でを株を保有する投資スタイルなんですね。だから、”投資家”なんです。
対して、ラリーおじさんなんですけど。数ある投資スタイル中でも、特によく使うのがTDMという概念です。他にも色々あるんですがこれが一番特徴的かなと思うので、紹介します。(あとは自分が一番使ってるてのもあります)
まあ、一言でいうと「値動きには”バイアス”がある」ってことです。
ラリーさんはある時期には価格が値上がりし、ある時期には価格が値下がりする”傾向”があるということを死ぬほど検証します。死ぬほどです(笑)どれくらいかっていうと。平気で10年分〜0年分くらいはある価格の値動きについて検証します。
例えばです。小麦には田植えの時期と収穫の時期があります。田植えの時期は市場に出回る量が少ないので価格は上昇します。しかし、収穫時期になると市場に出回る量が増えるため、価格は下降します。
この例からの彼の言い分は、「どんな金融商品の価格にも上昇する時と下降する時にはバイアスがかかってる」ってことです。
著作権にかかりそうなので、データの写真はのせれませんが、彼は価格にはバイアスがかかっているよと言う検証したデーターを「ラリーウィリアムズの短期売買法」という本でたくさん載せてます。
その検証データに基づいたバイアスを利用し価格の方向を予測します。価格が上昇するバイアスが強い時間や日、月にのみロングします。価格が下降するバイアスが強い時間帯や日、月にのみショートするんです。そして、彼は価格をあまり長く保有することはしません。長くても週単位で決済を行います。
最近では短期売買のサイクルが早くなってきていると話もしていたので。数時間、数分単位で売買も繰り返しているようです。
上記から彼は価格のバイアスに注目し、上昇下降を予測し短期売買を繰り返すスタイルです。だから、”投機家”だと思ってます。
どうですか?投機家だとおもいません?(笑)僕はそう思います(笑)
なんでこのおじさんに魅了されたのか
最後になんで、この人に自分がこんな魅了されたのかってことですよ。
まあ、いろんなすげーひといるんですけど。最初この人の読んだ時衝撃だったんですよね。単純に「価格には”バイアス”がある」てのが。
だってだいたい、トレードの手法なんて調べたら「テクニカル分析〜」とかいってMT4のインジケーターやらオシレーターの説明ばっかりじゃないですか。
たしかに、ラリーさんが作ったオシレーターでウィリアムズ%Rってのがあるんですけど。簡単に言えば価格の「買われすぎ」「売られすぎ」を調べるツールなんですけど。
でも、そんなことよりも色んな需要と供給のバランスから価格のバイアスを調べて。検証して、確率の高いトレードを繰り替えす。
まじかっけーなあと思います。(笑)
もう何回よんだか自分でわからないくらい「ラリーウェリアムズの短期売買法」て本は読みました。
ぜひいろんな金融商品のかれのバイアスを検証したデータをみて欲しいです。
語彙力がなくなるぐらいすごいです。
もう一つ僕が惹かれるところが”検証を死ぬほどやってる”ってことです。
まあ、あれですよ。トレードは簡単じゃないよって言ってるんですよ。
ネット上ではあたかもトレードが簡単なものだと錯覚させるような記事もよく見かけます。
そんなことは”ありえないんだ”ってのを身を以て教えてくれる方です。
自分もポンド円のチャートを5年分くらい遡ってみましたけどまじで死ぬほど疲れます。でも彼はそれを何十回何百回と検証を繰り返し自分のトレードスタイルを確立していきました。
自分も彼のようになりたいな〜って考えながらチャートに向き合ってます。
僕のトレードに対する思考はこの人のもろパクリです(笑)
そうしてるうちにいつか確固とした自分のスタイルを確立できるんじゃないかなあと思ってます。
今日は人物紹介をしてみました。
まあラリーおじさんはすげーってことを話したかったです。
次は誰のことについて書こうかなあ〜。
また次回で。