アベノミクスがわかれば向こう10年のわいらの生き方が見えてくる?VOL.2

さて、VOL.1では世論の実情と与党の主張の食い違いについてなんとなく説明しました。↓VOL.1

 

fxkousatu.hatenablog.com

 

VOL.2では、アベノミクスをなまらわかりやすく解説します。今日は頑張ります。最近手抜きが多いきがするので。一つ一つワードも掘り下げて説明します。やる気見せます。

 

アベノミクスってなんぞ

なんとなく聞いたことありますよね。三本の矢。

「大胆な金融政策 機動的な財政政策 民間投資を喚起する成長戦略」この三つですよね。聞いたことありますね。

 

目的は日本経済の”デフレ”からの脱却、”インフレ”基調への転化、そして成長への回帰です。

 

当時の経済情勢を軽く説明します。

 

2008年のリーマンショック以降、世界的金融危機になりリスク回避として安全資産の円に海外の資本が流入しました。

 

よって、”円高”になったんですね。日本は当然のことながら、トヨタを筆頭とした輸出大国だったため、円高だと海外に物が売れないので企業業績は悪化します。

 

その後、2011年の大震災の影響により日本経済はさらに鈍化しました。

 

そんな情勢の中で2012年安倍内閣が打ち出したのが”アベノミクス”です。

 

円高だと日本の商品は売れないので、まず日本は”円安”にシフトする必要がありました。

 

もう一つ円高だと困ったことがあります。それは”デフレ”です。

 

デフレとはなんぞやと、今回はそこから説明します。

 

デフレとインフレ

なまら簡単に説明します。

 

デフレってのは、円高により、物価が下落”し続けている”状態のことです。

 

インフレはその逆です。

 

デフレは物価がやすくなるならええやん、てなるかもしれませんが違うんですよね〜

 

物価が下がる→会社が儲からない→給料下がる→消費冷え込む→更に儲からない→経営難→失業者増える

 

これのループです。ちなみ日本はもう20年以上この状態と言われています。

 

だから、目的は”デフレ”からの脱却なんですね〜

 

大胆な金融政策

とにもかくにも、「”円安”にしなきゃあかん」とそうなったわけですよ。

 

そこで、まずアベノミクス三本の矢の一発目の政策「大胆な金融政策」ですよ。

 

ここでまず、”金融”政策ってなんぞやと。そこからですよ。

 

金融政策と財政政策ってあるわけですけど、この違いがわからないとなんこっちゃってなるわけですよ。

 

金融政策ってのは簡単に話すと、中央銀行(日銀)が”金利”を調整することによって、市場に流通しているお金の量を調整することですよ。

 

なぜ、そもそも調整が必要なのかとそっから話そうかなあと思んですけど。

 

よく聞きません?「物価2%の目標」って。

 

別に、これってアベノミクスが始まったから言われてるわけじゃないんですよ。

 

黒田総裁率いる日本銀行の目標ってのがあるんですけど、それは”物価の安定”なんですよ。

 

その物価を安定させるために、金融政策を行うんですよ。

 

これって別に日本だけが言ってるわけじゃないんですよね。

 

アメリカのFRB連邦準備制度理事会)やEUのECB(ヨーロッパ中央銀行)とかずっと前から言ってるんですよ。”物価安定”させるのが目標ですよ〜って

 

FOMC連邦公開市場委員会)にFRBが提出する目標(デュアルマンデート)にも”物価の安定”と”雇用の最大化”ってちゃんとあるんですよ。

 

で、”物価を安定”させるためには、2%の物価成長率が必要ですよっていう世界の共通認識なんですよね。

 

「物価あがったら困るやろ」と言いたいのはわかるんですけど。

 

でも、デフレはさっき説明したとおり単純に経済にとって悪循環なんですよ。

 

だからと言って物価が上がりすぎるのは困るんですよ。最近やたらと安倍さんが気にしている「ハイパーインフレ」ってやつですよ。

 

実際デフレは悪循環。

 

インフレのしすぎも良くない。最近だと、ベネズエラが物価が約268万%上昇して経済が破綻しましたよね。100円で買えたものが268万円かかるってことですよ。

 

だから、経済が良好に成長していくには物価が2%上昇するくらいがいいですよってただの目安ですよ。

 

以上を踏まえて、「大胆な金融政策」を説明します。

 

やってることは何かっていうと、”円安”に政府はしたいんですよ。

 

”円安”にするってことは円の”価値”を下げるってことです。

 

”価値”を下げるってことは、市場に流通しているお金の量を”増やす”ってことです。

 

そこで、お金の量を増やすために利子をさげます。利子をさげると金融機関から個人や企業がお金を借りやすくなりますよね。そうすると、借りる人を増やしてお金の量を増やしたんですよ。

 

さらに、国が円の価値を下げたので海外の投資家はそれに飛びつき為替で円を空売りして更に円安にすすむ。

 

2009年時点で1ドル=約90円だったんですけど、ピーク頃には120万で円安になりました。

 

しかし、後半で触れますが現在2019年8月27日時点で最安値1ドル=104円まで円高が進みました。

 

あれれれれと、デフレに逆もどりか?と今なっているんですよね。

 

円安と株価の関係

VOL.1で触れました。”株価”が2倍になった。円安になるとなぜ株価はあがるのか。

 

円安のメリットってのは輸出企業にとってかなり有利です。特に輸出企業に依存する日本にとってはかなり重要です。

 

そりゃあね、海外に商品がいっぱい売れるんで企業業績の拡大、結果株価上昇ですよ。

 

そしてもう一つ、海外投資家の目線から考えましょう。円安の状態ってことは、円高の時より日本の株を買う際”割安”に見えるんですよ。ってことは海外の資本が日本の株に流れると。

 

そんなバイブスですよ。

 

だから、日本の株を保有していた日本人はアベノミクスで資産を増やしたんですよね。

 

大胆な金融政策。なまら簡単に仕組みを説明しました。細かい説明をすると国債の話もしぬほど関わるし、銀行の預金準備率とかねあるし、あまり複雑化してもねつまんないですよね(笑)長くなりすぎるのも嫌なので、今日はこのへんですかね。

 

 

ちょっと長過ぎますね〜(笑)この後、財政政策に成長投資、アベノミクスの問題点になぜ、生き方が見えてくるのか。

 

長過ぎません?次で終わる予定だったんですよね。

 

では、また次回で。