BTCは鼻につく高飛車キャバ嬢 後編

前編では「BTCちゃんの悪い部分も見た方がいいんじゃないの?」って話を書きました

 

fxkousatu.hatenablog.com

 

 

さて、後編ではさらにBTCちゃんの性格の悪い部分を深掘りしていきたいと思います。(笑)

 目次

 

 

BTCの特徴をおさらいしよう

 

2008年サトシ ナカモトさんの論文を元に2009年に発行が開始されたのがBTCです。

 

BTCの特徴

 

簡単に箇条書きしていきます。

  1. 管理者(金融機関) がいない
  2. 独自の単位を持っている
  3. 発行主体がない(銀行券は中央銀行から負債として発行される)
  4. 取引確定に時間がかかる
  5. マイニングのリワード(報酬)といて支払われる
  6. 半減期は報酬(新規発行通貨量)が減る
  7. 発行上限がある(2100万BTC)→インフレを抑制するため

こんな感じでしょうか。

 

・サトシ ナカモトさんの論文内容からわかる発行する背景にある思想

・1.3の管理者がいない

・5.6.7.マイニング 半減期 発行上限 

 

まずはこの順にきになる点をお話して行こうと思います。

 

ここからは自分の思ったことを自由に書くので異論は認めます(笑)

 

サトシ ナカモトの論文わかる思想

 

coincheck.blog

論文はこの記事を参照にさせてもらいました。

 

とりあえず、この論文ほとんど意味のわからん計算式とかが多いので、簡単にイントロと結論から気になった彼の主張をピックアップしたいと思います。

 

1 イントロ

L9 「必要なのは”信用”ではなく暗号化された証明に基づく電子取引システムではなく、これにより第二者が第三者が”信用”できる第三者を介さず直接取引ができるようになる」

 

さらに、第三者を介し取引コストを釣り上げることによる取引規模の縮小について指摘しています。

 

12 結論

L1 「本論文では、”信用”に依存しない電子取引システムを提案した。」

 

と書いていました。

 

ここからわかるのはこの方は「第三者(銀行)という”信用”に支配されることを毛嫌いしているひとなんじゃないのか?」ってことがわかりました。

 

ふと思いました。「あれ?こいつリバタリアンじゃね?」って。

 

リバタリアンのことはリバくらいしか知らんし、思想の話を軽率にできるものではないと思うんですが簡単に説明します。

 

リバタリアン自由至上主義者の方達をさします。

 

他人に迷惑をかけなければ、「個人 経済的 政治的に自由だっ!」って主張する人たちです。

 

この人たちは、”支配”されることを嫌います。だから、無政府主義者のひととかなり近い存在です。

 

で、”支配”されることが嫌だってことは「半権 反政府」思想を持つひとたちです。

 

この人は従来の銀行システムに”支配されない”取引システムを作りたがってるんですよ。

 

自由だ!ってのは良いんですけど、その自由の意味を履き違えて犯罪行為を犯すひとが多いのも事実です。

 

現にこの思想に基づいてか、現在仮想通貨は違法ユーザーにとって都合の良い送金システムとなっています。

 

しかも、2018年下落相場60万円台付近で止まったのも説明がつきます。あとで軽く触れます。

 

まさかのBTCちゃんはリバタリアンだったという驚愕の事実に気づいてしまったんですね。(笑)

 

シルクロード事件

 

シルクロード事件という事件を耳にしたことがありますか?

 

シルクロードは違法薬物の販売を行っていた闇サイトの一つです。

 

基本薬物を買う際銀行振込やクレジットカードを使用した場合すぐに個人情報を特定され足がついてしまいます。

 

しかし、仮想通貨の場合特定のアドレスさえあれば、この金融機関を介さないため

直接購入する人と違法ユーザーが取引できてしまいます。

 

よって、違法薬物決済手段として多く使用されるようになりました。

 

この事件以降、ハンザ、アルファベイ などの違法闇サイトが摘発されてきています。

 

実際日本でも同じよう事件がありましたね。

 

このような側面を持つため、金融機関からダーティーなイメージがつき、広告規制の動きが起こったっちゅうことです。

 

ランサムウェア(身代金)

 

マカフィーさんから1月22日新種のランサムウェア(身代金) 「Anatova」が発見された報告がありました。

 

偽装アプリでPCに侵入しPCの機密ファイルを暗号化し、復元してほしい場合は仮想通貨で身代金を要求するって感じですよ。

 

画面上に特定のアドレスを表示するのみで銀行口座の個人情報晒すみたいなことしなくていいんですよね。

 

仮想通貨の高い匿名性と管理者を必要としないシステムを利用した犯罪が増えてきているというのは事実です。

 

規制の抜け道に使われている

 

仮想通貨市場から中国人が撤退してきているというお話を知っているでしょうか。

 

2015年中国では人民元安感が起こりました。

 

その際に人民元をドルに変えようと中国の資産家の方たちは動きました。

 

しかし、当時中国では資本流出には規制が入っており元をドルに変えることができなくなった資産家が目をつけたのがBTCです。

 

まだ中国では仮想通貨に対する法整備が不十分だったため、中国の資本がBTCに流れたって事が起こったんですよね。

 

しかし、時間の経過とともに仮想通貨に対しての規制の流れとなり中国の人たちが仮想通貨市場からの撤退の流れが見え始めたんですね。

 

ここからわかるのは、法規制の抜け道になっていたということです。

 

しかし、逆に言えば賢いとも言えますよね。だから、一概にこの一件が悪いというわけではないですがそーゆー使われ方もあるんだってことです。

 

しかし、ここで面白いのがマイニング業は中国が7割を占めているという事実です。次に半減期のお話を中国のマイニング業と合わせながら話をしていきます。

 

マイニングの報酬が減る半減期は仮想通貨市場拡大の弱点?

 

マイニングとは前回も軽く説明しましたが、台帳に取引記録のデーター管理、安全保全です。

 

半減期とは、マイニングをしてくるマイナーに支払う新規発行通貨の発行枚数が半分になる時期です。

 

だから、半減期になると仮想通貨の新規発行が減るため希少価値があがり値段が釣り上がるって仕組みです。

 

BTCの特徴として発行上限が2100万BTCと決まっているという話をしました。

 

これは通貨発行量を限定してインフレを抑えようという魂胆です。

 

以上を踏まえて、マイニングの欠点を話していきます。

 

マイニングには金がかかる

 

マイニングって「今僕がやりたい!」ってなっても読者の方が「始めたい!」って思ってもなかなかすぐできるものじゃないんですよね。

 

なぜか、マイニングにはスーパーコンピューターを使用します。そしてそのスパコンを24時間365日稼働してなきゃいけないんですよね。

 

その際に”死ぬほど電気代”がかかるんですよ。

 

わかりやすく例にするとマイニングするために払う電気代で東京の電気をまかなえるくらいです。

 

現在マイニング業は中国が現在寡占化しています。世界に13社あってうち10社は中国なんですよ。

 

理由は簡単です。中国は電気代が他の先進国に比べてなまら安いんですよ。

 

先進国は基本的に電気代が高くて参入したくてもできないという実情があります。

 

日本のように電気代が高い国がマイニング業をやったとしても、BTCの報酬をもらっても割にあわないんですよね。

 

次に、半減期のはなしです。

 

今僕がこうして記事を書いている間にも10分に一回マイニングが行われて新規通貨が発行されています。

 

現在のリワード(報酬)は12.5BTCです。

 

これが、次の半減期で半分6.25BTCに報酬が減ります。

 

半減期が訪れるにつれて報酬額は減っていくんですよね。

 

ここで、マイナーさんの心境を考えてみましょう。

 

マイナーさんはなぜマイニングをしていると思いますか?

 

極論”金が儲かる”からですよね。 今の所は。

 

ここで想定できる事態は「マイニングする電気代と受け取れる報酬の天秤が逆点すること」ですよね。

 

ここで、読者の方に問いますが報酬より電気代がかかってしまう時が訪れたときマイナーさんは赤字にも関わらずマイニングをせっせとやってくれますかね?

 

てなったらですよ、マイナーさんが撤退してしまうことが想定できるんですよ。

 

先のBTCの特徴に述べた取引確定時間がかかるという点ですが顧客の取引データを記録してくれていたマイナーさんがいなくなったら取引速度をいくら早くしようと関係ありませんし、そもそもブロックチェーン自体の安全自体が保証できなくなる可能性もあります。

 

以上の問題点をまとめると

  1. 違法ユーザーにとって都合の良い通貨である→規制の動きがある要因
  2. マイニング報酬がペイしなくなる可能性がある→記録管理、安全性の保証がむずかしくなる。

てな感じになるわけですよ。

 

違法ユーザーの存在を確認できた?

 

ここからの話はちょっとした僕の予想と独り言です(笑)

 

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BTC/JPYの週足です。

 

2017年天井をつけたあと、2018年はあまりにわかりやすい単なる”下降相場”だったのか?(笑)って疑問に思っていました。

 

世論はみんな下降相場で「仮想通貨は終わった」てちょうど吠えてた時期です。

 

自分には75万円台を下限にしたレンジ相場にもみえるんですよね。

 

確かに2018年末から2019年上旬に価格がおちたんで2018年上旬から一年通じたら下降相場だったとおもうんですけど、夏頃75万円台から60万円台付近で下落が一時期止まってますよね。

 

「なんでこの時期価格は下落する事なく価格はそのあたりでレンジにあったんだろう」って疑問だったんですよね。

 

もっと端的に話すと価格が”拮抗”してたんですよ。

 

売り手もいたし、”買い手”もいたわけなんですよね。

 

じゃあ、この「下降相場で買い持ちしてた人たちはだれだったんだ?」って第二の疑問がありました。

 

もちろん次の半減期を見据えて、買い持ちしてた賢いひともいたと思うんですけど。

価格が80パーセント暴落したなら、もっとくっきり下降トレンドに入ってもよかったんじゃないのか?って思うわけですよ。

 

もしかして、この拮抗させていた買い手のひとって「違法ユーザーだったんじゃね?」っておもったんですよ。

 

まあでも、どんどん法規制が厳しくなって価格がまた落ちたって考えれば辻褄が合うんんですよね。

 

まあ、ただの独り言ですけどね(笑)

 

あと、先月の6月末にピンをだしてますね?どういうことかはわかる人にはわかります(笑)

 

他にも、僕が考える仮想通貨の抱える問題として「仮想通貨を効率的に使える人が少なすぎる問題」なんかもあるんですが詳しい内容は下の記事をクリックしてみてください!↓

 

fxkousatu.hatenablog.com

 

 

いかがだったでしょうか。BTCちゃん嫁にしたいですか?

 

僕は今のことろ遠慮しておきます(笑) 

 

ただ、仮想通貨いま1900種類あるらしいですし、もっといい銘柄あるとおもうんですよね。

 

今僕が一番注目しているはIOTAとGANAコインが魅力あるんなあとか思ったりしてます。

 

仮想通貨に何も考えず飛び込む人は「想像力が足りない」って記事を目にしましたが間違いないと思います。

 

狼狽売りを避ける手助けになればいいなあとか思います。

 

 

ではまたな