BTCは鼻につく高飛車キャバ嬢 前編
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BTCは鼻につく高飛車キャバ嬢
経済学者のケインズさんは投資家心理を「美人投票」と比喩しました。
新聞に掲載された100人の女の写真から可愛いと思う子を選ぶのと株式投資は同じだってケインズさんは言うんですよ。
まさしく今仮想通貨市場でもこの現象が起こっていますよね。
でも、この美人投票には問題があるんですよ。”外見しか見てない”ってことですよ。
たしかに自分も含めて外見から好みをまず選ぶと思うんですけど「結局じゃあ投票した子が石原さとみさん並みの超絶美人だったとしても外見からはわからない性格がクソな女だったら彼女や奥さんにしたいのか?」って話ですよ
僕はむりです(笑)
※石原さとみさんが正確がクソだと言ってるわけではありません(笑)
彼女や奥さんを選ぶときは長く付き合っていくなら外見も大事ですがその女の子の性格の良いところ”悪いところ”全部含めて好きだ!ってなるじゃないですか
ただ、現状仮想通貨市場ではあまりに外見しか見てなくてその女の子(BTCなど)の性格(良い面悪い面)を度外視しているんじゃないのか?って思うんですよ。
もっと正確に言うと「性格の悪い部分には蓋をしてるんじゃないか?」って思うわけですね。
仮にBTCちゃんって子がキャバクラで働いていたとしましょう。
外見は石原さとみちゃんなんで超絶かわいいわけですよ。さらに口も上手いから店にくる男はどんどんボトルを開けてお金を落としていくんですよ。
でも、その金で裏ではホストに通うホス狂いだったらどうします?
自分はこのホス狂いの部分を認知しなきゃいけないんじゃないか?って思うわけですよ。
個人的にホス狂いの女の子を彼女奥さんにしたいとはおもわないわけで、だから現状僕はBTCちゃんを店で指名しないんですよ。
まさに今BTCは鼻につく高飛車キャバ嬢なんですよね。
ここからは話を真面目に戻します(笑)
今年仮想通貨にそろそろ参入するかと考えていろいろリサーチしていました。
あることに気づいたんですよね。「みんないいことしかはなさねーし書かねーじゃん」って
それが別に悪いって言ってるわけじゃないです。
ただ、”違和感”を感じています。
仮想通貨はかなり長期運用は難しい?
僕はもう何回もブログで話していますが仮想通貨は「長期運用」がマストだと言っています。
長期運用をもっと具体的にはなすと、1年や2年の話じゃありません。
10年20年と株式投資のように何十年も保有して長期ででかい利益を狙うのが本質であって、日々の値上がり値下がりに一喜一憂する短期売買ははっきり言ってズレてると思うんですね。
じゃあ10年20年放ったらかして置けばいいのか?ってわけにはいきません。
てか常人はできないと思います。
この10年20年と長期で保有するのが如何に難しいかって話です。
リーマンショック以降アメリカは2018年までずっと経済成長をつづけてきました。
じゃあ、リーマンショック以降米国株式を行う投資家はどんなにマイナス要因が世論に出回ったとしても市場から退場することなく愚直に配当金で株を買いまししつづけられたひとが何人いるでしょうか。
1割もいないのが現実じゃないでしょうか。
理由は簡単です、確かに結果として2018年までアメリカは経済成長をしたわけですがその間にも調整時期がありました。
・2007年リーマンショック
・2011年ギリシャ危機
・2013年S &P最高値圏
などこの度にほとんどの投資家は狼狽売りを余儀なくされてきました。
今年FRBが利下げを示唆し景気後退の兆しが見え始め金への資金流入が起こりました。これからが米国株式投資家の腕の見せ所ですね。
じゃあ、仮想通貨は?2017年の220万台とバブルに湧いてから30万円台まで下落でかなりの人が仮想通貨は終わったと言って狼狽売りを余儀なくされました。
そしたら2019年にはいり「バブル再来だ!」と吠えてまた参入を繰り返す。
多分そう言う人間は価格がまた下がった時「時代は終わった」とか言い出すんだろうなと思います。
結局時代や銘柄が変わろうと人間変わらないってことですよ。
長期運用がマスト
簡単に長期運用がマストな理由を一つだけ話します。
仮想通貨には”半減期”と言うものがあります。
半減期とはマイニングを行ったマイナーに報酬として支払う新規発行通貨が半分になる時期です。
マイニングとはブロックチェーンっていう台帳に取引データを記録管理することです。
マイニングしてくれたマイナーに報酬を支払うために新規通貨を発行するのですがこの通貨の量が減るんですよね。
新規発行通貨を減らすのはインフレを避けるためです。
すると、発行量が減ると通貨の希少価値が高まり価格が釣り上がるって仕組みです。
BTCの場合通貨の量は2100万通貨までと決められていて、すべての通貨が市場に出回るのは2140年らしいです。
てことはですよ。単純な話ですが半減期の都度価格が釣り上がるなら、あくまで資産として保有する気なら下落相場があったとしても頑張って持ち続けるのが最善の策だってのは明白ですよね。
ちなみに今年から来年にかけてがBTCの半減期なんじゃないかと言われていれているのが価格が上昇している一つの要因です。
ただ、半減期には致命的欠陥があるので後でお話しようと思います。
性格の悪い部分も直視しよう
狼狽売りをしてしまう一番の原因は先の美人投票の話ですが、”外見と良い部分”しかみてないんですよ。
だから、貢いでたBTCちゃんがホス狂いだったときのダメージがでかいんですよ。
元からマイナス要因をリサーチして未来に起こることを想定して購入することが狼狽売りを防ぐ唯一の手段ではないかと思うわけですね。
ただ、いいことしか言わない記事にしない世論からマイナス要因を探すのは結構大変だったので僕が次から話していきます(笑)
ただ、僕はあくまで仮想通貨は魅力のあるものだと認めています。
でも、外見だけじゃなく内面の悪い部分も含めて奥さん(仮想通貨)を選びたいんですよ(笑)
そもそも現状決済手段 資産として適していない
今日確認したBTC/JPY の日足です。
100万円台を突破してから割りと上昇しましたね。
まあ、そこは結構どうでもいいです。
問題なのは”ボラティリティ(価格変動率)”です。
”値幅の振り幅があまりに広すぎる”んですよ。
決済手段としてのBTC
仮にFXと比べます。FXの中でもボラが広いと言われるポンド円1日に平均100PIPSから150PIPSくらい動く時は動きます。ドル円で大体50PIPSくらい動きます。
じゃあポンド円が100PIPS上昇したとします。いくら価格が動いたと思いますか?
たったの1円です。0.01銭=1PIPSです。
ボラが広いと言われるポンド円ですら1円です。2円3円動いたら軽く事件です。
円建てで1円動いたとしても買い物をするときにはそこまで普段の生活で支障はないですよね。
仮に1円下落したからって前日に何か買おうと思っていたものが今日買えないなんてないんですよ。
でも、仮想通貨でなにか買い物しようと思ったとき昨日の高値圏が150万円台でしたが仮に仮想通貨で150万円の車を買おうとしたら今日は120万円台まで価値が下落したので買えないんですよ。
こんな状況でいくら決済送金速度を早くしようが24時間365日買い物ができようが意味ないんですよ。
最近税制制度を改善しようとか動きがあるけど、そもそも値幅の振り幅が広すぎて意味ないんですよ。
1円ならほぼ影響ないですが、10万20万て常に価格が上昇下降してるものが決済手段にふさわしいとは思えないですよね。
暗号資産としてのBTC
これもボラが広すぎてあまり機能してません。
如実だったのは2017年から2018年にかけてですよね。
かなりの資金が流れた2017年最高220万円台の資産価値があったものが。30万円台まで価値がさがったんですよ。
ここで読者の人に問いたいますが「”100万円台突破した””バブルがきた”だからこれからも永久に仮想通貨の価値はあがりつづけるだろうと思いますか?」
そう本気で思うひとは義務教育からやり直す事を進めます。
結局資産として持ち続けるのにうえで重要な事項は二つです。
・価値が落ちづらい
・有事に買われる
この2点だと思います。まさしく”金”です。
”現状”と話すのは、問題点としてこのボラの広さを安定させることがまず重要なんじゃないかとおもうんですよね。
別つにブロックチェーンを頑張るのも、税制に力をいれるのもいいんですけどまずそこをなんとかできないのか?と思います。
結局でかい値幅で乱降下するものは資産としてそもそも機能していないんです。
仮想通貨<株式
さらに、もう一つ破壊的な事実を話すと
仮想通貨は圧倒的に株式市場に”今の所”劣る銘柄です。
理由は簡単です。インカムゲイン(配当金)を得ることができない。だから”人類最大の発明”とアインシュタインが言った”複利運用”することができないですよ。
結果キャピタルゲイン(差金)でしか利益を増やすことができない事実を認めざるを得ません。
仮想通貨に投資すると言うことは「今日の価格より明日高い値段で買ってくれる人がいることに期待すること」しかできないんですよ。
ちょっと長く話すぎたので、今日はこの辺にします。
後編では、マイニングの欠点、違法ユーザー、BTCの思想なんかにも触れようかなあと思います。
もう疲れたのでまた明日にでも投稿します(笑)
ではまたな