相場の常

だびだび、ブログの記事の中に”相場の常”って言葉を僕は使ってるんですけど。

 

相場の常ってなんだよって思う方いらっしゃるのではないでしょうか。

 

なんで、今日はこの僕がよく使う言葉”相場の常”について少し話していこうかなあと思います。

 

これは自分が勝手に使ってるだけで他の人が使っているかなんてのはしりません(笑)

 

そもそも”相場の常”ってなんだよって事なんですが、一言で言うと相場に置いての「相場の真理」のことです。

 

しかも、それが真理だと思ってるのは僕個人が勝手に思ってるだけで、他の人がどう思ってるなんか知ったこっちゃない話で(笑)

 

これまでの自分の経験を通じて、これが真理だろなあって勝手に思ってることをまとめて”相場の常”って呼んでます。

 

ただ、相場の常って言葉はいくつかの不変の真理を総括して呼んでるので、いくつかあります。そのいくつかあることを今日は語っていこうって話です。

 

まあ、そんな話を今日はしていこうかなあと思います。

 

相場の常1 敵は人間

これは、前回の自動売買の話でもしましたが、僕のトレードの相手はあくまで人間だって話です。(いまのところは、、)

 

画面上には価格の推移を表した足が羅列して、その足を元に計算してプログラムされた解析ツール(移動平均線とか、一目均衡表etc)などが表示されている。取引しているのがドル円だとします。そして画面上の価格をみてクリックをして売買をするだけ。これらのことは全てPCの画面上で今は完結します。

 

だからこそ、本質が見えづらくなっているのもあるかもしれません。ただ、表示された足は確かに値動き”も”表しています。しかし、それ以上に大事なのことは足は「人間の心理状態」を表しているんだと常に心に留めています。足の一本一本が人間の高揚感や絶望感を表していると思ってます。

 

そして、プログラムはそういった人間の心理状態を平均化して解析ツールとして表示します。決して、価格の平均値だけを取っているだけではありません。

 

どうして、敵は人間だと言えるのか。いくら自動化しても、今はまだ取引の売買の決断を下すのは人間自身であって、機械ではありません。

 

先ほど「いまのところは」と書きました。たしかにAIによる自動売買やら、システム化された自動売買はここ最近ネットの普及と共に発達してきました。

 

これから数十年先さらに自動売買は発展するでしょう。そうなったら、僕はトレードはやめます。全てが自動化された相場の世界には何の魅力も感じられません。

 

結構前の記事でも書きました。トレードは最高に知的好奇心をくすぐってくる最高にエキサイトなゲームなんだと。それは、世界中の人と一つの銘柄でリアルマネーをかけてネット上で心理戦ができるからです。

 

だからこそ、今はまだ、取引相手は人間だと思ってます。だから面白いんです。相手が機械なんて何の感情も持ち合わせていない相手と勝負をしてもなにもおもしろくなんてありません。

 

相場というものができて以来人間は対人間で取引をしてきました。昔から今現在まで変わらない”相場の常”です。板版だった時代からネットの画面上になってもそれはいまだ変わっていません。それがこれからも続いてくれたらいいなあと思ってます(笑)

 

そう考えたら今の相場は昔よりも難しい状態にあるなと思います。

単純に人間と多少の無機物が混在する世界ですからね今は。

 

その無機物の存在をどう利用していくのかが今後の僕の課題でもあります。

 

相場の常2 相場ってのは階段の上り下りと一緒。

相場の勢いのことをモメンタムって言います。その相場の勢いってじーっとチャートみてたらわかるんですけど、一定じゃないんですよ。

 

勢いよく上昇する時もあれば、じわじわ上昇する時もある。じわじわ上がってきたなあと思った矢先ストンって落ちる。

 

相場についての本は死ぬほどあるんですけど、その本の中で相場のことを「Mr.マーケット」って人に例えることがあるんですね。結構いろんな本にこのMr.マーケットさんは登場します。この人は気分屋さんだっていう人もいれば、最良の友だっていう人もいます。

 

僕的にこのMr.マーケットさんはいつも階段を上り下りしている人だと思ってます。

 

僕がチャートをジーって見てて思ったことなんですけど。

 

相場の動きは人間が階段を上り下りしてるみたいだなあってある日思ったんですよ。

 

人間て基本階段を上る時と下る時を比べたら多分大半の人が下る方がらくですよね?

だから、すいすい降りていけると思うんですよ。逆に上る時って体力使いますよね?

だから、どっちが勢いがあるかってなったら下る方がありますよね?

 

相場も一緒なんですよね。例えばです。国の経済成長ってお偉いさんに「景気よくなってきてますよ!」って言われても実際それを実感するのってかなり歳月がいるし、ほとんどの人がそもそも気づかないってこと多いじゃないですか。景気が上向きの時株価はじわじわゆっくり右肩上がりなんですよ。僕たちが認知できないくらい。でも、景気が悪くなったってなったら話は違います。以前話したリーマンショックがいい例です。恐慌により会社の倒産なんてのはすぐさま露骨に表れて、株価なんてすぐに落ちます。

 

どの時間軸でも、それは当てはまります。まあ、1分足とか時間軸がミクロになるほど正直投機性が増して、そうとも言えなくなるんですが。まあでも、総じて、相場は右肩上がりの時は勢いはゆっくり、落ちる時はすぐなんですよ。

 

もちろん突発的な急上昇ももちろんあります。これも人間と同じです。

 

なんか突然やる気出して階段を全力で駆け上がったとしてもすぐに息切れをして失速しますよね?

 

相場も一緒です。突発的な急上昇なんてほとんどが一時的なもので長くは持ちません。

 

じゃあ、レンジ相場は?ってなります。レンジ相場は人間でいう平坦な道を歩いている時のインターバルだと思ってます。そこでまた階段を上る体力を溜めるんです。

 

前に、レンジ相場が長ければ長いほどパワーを溜めてるのが相場の常と書きました。

 

そういうことです。その時はバネみたいなもんと言いましたが、個人的には人間でいう平坦な道でのインターバルだなって表現もすきです(笑)

 

前に、レンジ相場にはダマシの突発的な上昇があったりするけど、すぐにレンジ相場の中に価格は回帰するといいいました。

 

人間でいうとですよ。せっかくインターバルに入ったのに、まだ呼吸が落ち着いてないのにまた急に走り出しちゃうもんだから、すぐにスタミナ切れでインターバルに戻るんですよ。

 

これが二つ目の相場の常なんですね。

 

 

まあ、今日はこんなとこでやめておきます(笑)

 

僕は”相場の常”を最初に相場の真理だと書きましたが、別にこれが全て正しいわけじゃなくこれは自分の経験を通じておもった解釈の一つです。

 

まあ、こんなことを考えながらいつもぼーっと眺めてるわけですよ(笑)

 

まあ、今日はこんなところですかね。

 

また、次回でな。